【2024年2月】プリンスエドワード島で移民政策の転換が発表される
プリンスエドワード島州政府より移民政策(フレームワーク)の転換が2024年2月に発表されました。そこでこれについて解説します。
カナダで人口増加率の高い地域のひとつ
プリンスエドワード島は近年、人口増加率が高く例えば2022年には7000人の人口増加があり、率にすると4.3%人口が増えました。もちろんこれは人口を増やすための移民政策(フレームワーク)によって起こったことであり、喜ばしいことなのですが、デメリットも生じました。それは住宅や医療サービスが急激な人口増加に追い付けないでいることです。
移民の受け入れ量を減らし、受け入れる移民も医療・建設の分野に絞る
そこで2024年より連邦政府からプリンスエドワード島に割り当てられた移民数の75%しか使わないことと、受け入れる移民者は州が分類する9個の労働分野のうち医療や建設・保育の労働者を重点的に受け入れるようにすることが発表されました。
受入数がどのように変わる予定なのか具体的に言うと以下の通りです。医療関係が約1.5倍、建設関係が2倍以上となる一方 販売/サービス業は4分の一に減らされる予定となっています。
2024年予測 | 2023年実績 | |
医療 | 300 | 210 |
建設 | 185 | 80 |
製造 | 435 | 380 |
プロフェッショナルサービス/工学 | 85 | 85 |
運輸 | 170 | 170 |
販売/サービス業 | 215 | 855 |
観光/農業/漁業 | 120 | 105 |
保育 | 80 | 55 |
その他 | – | 180 |