JPXプライム150に採用されそうな銘柄
「JPXプライム150」という新しい指数の概要が発表されましたね。そこで「JPXプライム150」について解説します。
2023年7月から算出開始予定
「JPXプライム150」は2023年の7/3(月)から算出する予定だということが発表されました。
「JPXプライム150」の概要
対象銘柄:東証プライム市場から価値創造が推定される銘柄を選定
算出開始予定日:7/3(月)
算出間隔:1秒ごと
構成銘柄数:150
採用されそうな50銘柄
「JPXプライム150」には2つの基準があります。
1、推定エクイティスプレッドの上位75社
2、PBRが1倍を超える銘柄のうち、時価総額上位75社
というものです。
このうち2番目の項目はPBRと浮動株比率修正後時価総額が分かればいいので、簡単に推定できます。そこで指数に採用されそうな50銘柄を紹介します。
※PBRは変動するため、余裕を見て1.1倍以上の銘柄を選んでいます。
※時価総額順位、PBRは2023年4月末の値。
銀行、自動車の苦戦が予想される採用基準
PBRは業種によって大体この水準というものが市場で形成されています。PBR1倍超えないと採用されないという基準ですと、銀行銘柄や自動車銘柄は時価総額が大きくても採用されない銘柄が出てきます。
例えば、銀行銘柄で言えば三菱UFJフィナンシャルグループや三井住友フィナンシャルグループはPBR1倍を割れていますし、自動車銘柄で言えばトヨタ自動車、本田技研はPBR1倍を割れています。
従いまして、この指数に連動を目指す資産を持つ場合にはウェイトで業種に偏りが生じるということは認識しておいた方が良いと思います。具体的には電気機器や医薬品、化学が業種の銘柄のウェイトが高くなると予想されます。