【Teams】文字起こしに参加者からの同意機能が追加
2024年6月、Teams会議で文字起こしを開始すると同時に参加者から文字起こしすることに対する同意をもらう機能が追加されました。そこで解説します。
文字起こしで同意を得る機能とは?
元々Teamsにはレコーディングや文字起こしをする機能がありました。参加者の誰かが開始するとレコーディングや文字起こしを開始した旨をポップアップなどでお知らせとして参加者全員に通知されました。
しかしながら、通知を見逃したと主張する人も当然ながら出てくるわけでしてそういうことへの対策として明示的に同意を得る機能が追加されました。実はレコーディングに対して明示的に同意を得る機能は既に実装されていたのですが、文字起こしに対して同意を得る機能は2024年6月に追加されました。
明示的に同意を得る機能を使う流れとしては
- テナント管理者が明示的に同意を得る機能をONにする(ユーザー、グループ単位で設定可能)
- 明示的に同意を得る機能をONにされたユーザーが会議を主催する
- レコーディングまたは文字起こしを開始する
- 同意を得るダイアログボックスが参加者全員に表示される
- 会議のレポートに同意が得られたかどうかが記録される
(同意しない参加者がいた場合、その参加者はその会議の中ではマイクやカメラをONにしたり、画面を共有したりできなくなります。)