【Teams】テナント外の人と気軽にチャットできるようになるアップデート
Teamsでテナント外の人をメールアドレス経由で簡単にチャットに招待できる機能が実装予定だと発表されましたね。そこで解説します。
セキュリティの懸念は管理者の設定次第で軽減できる
テナント外の人と手軽にチャットできるようになると外部の人からウィルスとかフィッシングチャットが増えそうで怖いと思っている管理者の方もいると思います。もちろん、そこらへんは考えられていて管理者側で色々な設定ができるようになっているので、ちゃんと設定すればリスクはかなり抑えられるそうな印象です。
メールアドレスを持っている外部の人とチャットするための条件
管理者側で適切な設定をしていないとチャットできません。デフォルトで何にも設定をいじっていないとテナントの人全員ができるそうですが、何も設定をいじっていないテナントは中々ないかなと思います。
具体的には以下の条件がそろっているとテナント内の人がテナント外の人と手軽にメールアドレスを使ってチャットに招待できるようになるそうです。
- UseB2BInvitesToAddExternalUsers パラメータを有効にしている
- ゲストを招待する権限をユーザーに与えている
- 外部ドメインのゲスト参加が許可されている
- ゲスト参加できるドメインを制限している場合、外部のメールアドレスが許可リストのドメインであること
このようにかなり条件がそろっていないと一般ユーザーが気軽にチャットに外部の人を呼ぶことはできないので、セキュリティ面で制限をかけたいと思っている管理者はテナント設定を適切に行うことで、リスクをかなり小さくすることができます。
メールアドレスでチャットに招待する手順
手順としては普通にテナント内の人をチャットに加えるのと同様に外部のメールアドレスをチャットに加えればいいだけです。ただし、テナント設定によっては加えられない場合があります。

