東京の地価動向2020年4~6月
国土交通省不動産・建設経済局 地価調査課が2020/4/1~7/1の主要都市の地価動向を発表しました。
主要なニュースで4割が下落と大々的に取り上げられましたが、東京はほとんどの地域が横ばいで下がりませんでした。
せっかくですので、東京の詳細について紹介します。
住宅用地:東京の住宅用地は全て横ばい
東京の住宅地の調査地区は以下の9地区で、いずれも前期比で地価は横ばいという判断でした。
- 千代田区番町
- 中央区佃・月島
- 港区南青山
- 品川区品川
- 江東区豊洲
- 江東区有明
- 世田谷区二子玉川
- 武蔵野市吉祥寺
- 立川市立川
商業用地:上野、新宿、銀座が下落。それ以外の地域は横ばい
上野:3~6%の下落
オフィス賃料横ばい、店舗賃料が下落との判断でした。新宿地区と同様に新型コロナの影響でインバウンド需要が下落したためとコメントされています。
新宿歌舞伎町:3~6%下落
オフィス賃料・店舗賃料ともに下落との判断でした。これは新型コロナの影響でインバウンド需要が下落したためとコメントされています。
新宿三丁目:0~3%下落
オフィス賃料は横ばいで店舗賃料が下落との判断でした。これは新型コロナの影響でインバウンド需要が下落したのと表参道・渋谷・銀座に比べると再開発案件が少ないことが影響しているとコメントされています。
銀座中央:0~3%下落
オフィス賃料は横ばいで店舗賃料が下落との判断でした。これは、上野・新宿地区と同様に新型コロナの影響でインバウンド需要が下落したためとコメントされています。
その他の地区:横ばい
以下の14地区は横ばいとの判断でした。東京の多くの商業地区で地価動向は横ばい傾向であることが確認されました。
- 千代田区丸の内
- 千代田区有楽町・日比谷
- 中央区八重洲
- 中央区日本橋
- 港区六本木
- 港区赤坂
- 港区虎ノ門
- 渋谷区渋谷
- 渋谷区表参道
- 豊島区池袋東口
- 港区品川駅東口
- 江東区青梅・台場
- 中野区中野駅
- 立川市立川