【Excel】チェックボックス機能が実装
2024年7月、Excelに簡単に作れるチェックボックス機能が実装されました。そこで解説します。
今までのチェックボックス機能
実は、今までもチェックボックス機能はありましたが、Excelは表計算ソフトだからチェックボックス機能はマイナー機能扱いで特別な事前設定が必要でした。しかしながら、マイクロソフトのコミュニテイで最も要望の多い機能のひとつであったことからデフォルトで使えるようになりました。
新しいチェックボックス機能
新しいチェックボックスは特別な事前設定は必要ありません。下の動画のように事前設定なしで10秒ほどでチェックボックスを作成できます。
挿入タブにあるチェックボックスボタンをクリックするだけでチェックボックスができます。
※この動画は1MB以下のサイズのためモバイル回線でもそこまで圧迫しません。
IF文と組み合わせれば、チェックのありなしで表示を変更することも可能
チェックボックスにチェックをするとTRUE, チェックをしていないとFALSEとなることを利用してIF文と組み合わせる方法もあります。例として下の動画のように活用できます。このような方法を使えば、チェックのし忘れも防ぐことが可能です。
ここでは"=IF(AND(テーブル1[チェックボックス]), “チェックボックスに全てチェックされているときの表示","チェックボックスに1個でもチェックがされていない時の表示")"という数式によりC7セルの表示を変更しています。また、C7に条件付き書式を適応することで同時にセル内の色も変更しています。
新しいチェックボックス機能が使えるバージョン
2024年8月現在でこの新しいチェックボックス機能が確実に使えるのは
Microsoft365 Excel Current Channel (2024.7.31以降)
です。マンスリーエンタープライズや半期エンタープライズ契約の場合にいつから実装されるかについては公式ブログではアナウンスされていません。エンタープライズ契約ですとマイクロソフトの担当者が付くと思いますので、もし使いたい方はその方に問い合わせるのも手だと思います。
Web版Excelでは使える
また、Web版Excelでは2024年7月以降順次この新しいチェックボックス機能を開放する予定だそうです。
M365のライセンス契約しているアカウントで8月以降にWeb版Excelにアクセスすれば下の動画のように使える可能性はあります。(順次開放のため、人によってタイミングが異なります。)