Microsoft Teamsのカスタム絵文字機能

2024年6月15日

Microsoft Teamsでカスタム絵文字が実装予定であることが発表

Discordといったチャットツールではお馴染みのカスタム絵文字機能がMicrosoft Teamsにも2024年6月からパブリックプレビュー段階になる予定であることが発表されましたね。そこで解説します。

ついにカスタム絵文字がMicrosoft Teamsに

Discordでは使うのが当たり前だったので今更感が強いですが、Microsoft Teamsにもカスタム絵文字が導入されることが発表されました。Discordですと無料ユーザーもいるので無料ユーザーの場合は参加しているサーバー内でしか使えないカスタム絵文字があって、有料ユーザーになるとどのサーバーでもカスタム絵文字が使えるようになるといった仕組みです。

一方、Teamsはビジネス用途が主流なのでテナントの全ユーザー分のライセンス料を企業が支払っています。そのため、初期設定ではそのテナントのユーザーはカスタム絵文字を作れるし、テナント内のどのチームでも使えるようになるそうです。もちろん、テナントの管理者はカスタム絵文字を全面禁止することもできますし、一部ユーザーにのみ追加する権限を付与することもできる予定だそうです。

企業テナントでのカスタム絵文字の注意点

注意すべきこととしては著作権・肖像権問題でしょうかね。その企業がCMに使っている女優さんの画像とか、キャラクターの画像をCMでお金払っているからと勝手にカスタム絵文字にして使用してしまうと、カスタム絵文字化は契約に入っていないので追加で料金払うことになるとかそういったトラブルは容易に想像できます。従ってキャラクターとか有名人のカスタム絵文字化は慎重に行うことをお勧めします。

手軽なカスタム絵文字としてはやはり、社内で流行っている言葉とかがいいかなと思います。例えば、若者言葉で「エモい」とかいう表現がありますが、それが社内で流行っているのであれば、下の画像のような文字だけで構成されたカスタム絵文字を導入するだけでも、コミュニケーションの幅が広がります。(まぁテナントのユーザーの層によるので絵文字はそこまで需要ないのであれば無理に導入しなくてもいいと思いますが)

カスタム絵文字の数の制限

いくらでもカスタム絵文字が導入できるわけではなく、テナントあたり5000個までと制限があるのでご注意ください。従業員が1000人以上いるとすぐに満杯になってしまうことが予想されるため、やはりそこそこの規模の企業の場合は社員全員にカスタム絵文字追加権限を与えるのは現実的ではない気がします。