【Microsoft 365】Python in Excelがついにロールアウト

2024年6月29日

python in excel

2023年8月にパブリックプレビュー版としてExcelに実装された「Python in Excel」がついに2024年6月のversion2406のCurrent(preview)版からロールアウト予定であることが発表されましたね。そこで解説します。

Python in Excelとは?

Excel内で関数としてPythonのライブラリが使用できる機能です。全てのライブラリが使えるようになるわけではなく、Anacondaに採用されているライブラリであれば使用できます。

追加で何かインストールが必要なの?

インストールは不要です。というのもこのPython部分はMicrosoftのCloudを使用して計算し、返ってきた計算結果をセルに反映させる仕様となっているため、ローカルのPC側ではPythonの計算は行われません。

なお、セキュリティに関してはPythonコードが誰が送信したものかわからないようにしてクラウド上で実行しているそうです。会社関係で使用される方は恐らくエンタープライズ契約を結ばれている方が多いと思うので詳しい話を知りたい場合はマイクロソフトの営業担当者や代理店の営業担当者に問い合わせた方がいいと思います。

何が便利になるのか?

マイクロソフトの紹介記事の感じでは、可視化ツールとしてPythonのライブラリを使えるようになることでExcelのグラフでは出来なかったことができるようになり、PythonをローカルPCにインストールしなくても可視化機能を補完することができるというような使い方が提案されていました。

まとめると

  • PythonをローカルPCにインストールせずにExcelのみでPythonの可視化ライブラリが利用できる
  • 普段Pythonを使っていない人と共有する時も画像にして送ったりせずにExcelデータのまま送れる

といったことが考えられます。

利用に追加のライセンス料必要ないのか?

今回のPythonモジュールはAnacondaが関わっています。Anacondaと言えば、突然商用利用を有償化して会社関係で使われていた方は苦い経験をした人も多いと思います。そうしたことから、また突然ライセンス料必要にならないのか?と心配な人もいると思います。ただ、今回の仕組みですとマイクロソフトがAnacondaを利用してユーザーにサービスを提供しているだけなので、マイクロソフトにライセンス料を払えばユーザー側がAnacondaと直接やり取りする必要はないため、そこまで不安に思わなくてもいいかと思います。

ただ、「Python in Excel」自体は全ての機能が追加のライセンス料なしで使えるわけではないようなので、高負荷な計算などは追加のライセンス料が必要になる可能性があります。そこらへんの詳細は未発表です。

Windows以外のOSは未対応

「Python in Excel」ですが、2024年6月の段階ではWindows以外の
Excel for Mac、Excel on the web、Excel for iPad、Excel for iPhone、Excel for Android
などでは使用できないのでご注意ください。

ver2406になってもすぐに使えるわけではない

Excelがバージョン2406になっても全ユーザーがすぐに一斉に使用可能になるわけではなく、まずはCurrent(Preview)という企業の情報システム担当者などがバグだしなどに使用するバージョンで解放されているそうなので一般ユーザーが使えるようになるのはあと数か月程度待つことになる可能性があります。

自分のExcelバージョンを確認する方法

Excelを起動した時に左側に表示されるメニューでアカウントをクリックするとアカウント情報とともにExcelのバージョンが表示されます。

プレビュー版でないとPython in Excelが使えないのは2024年7月の時点の話なので、今後、プレビュー版じゃなくても使えるようになる可能性はあります。

Microsoftexcel,Python

Posted by Nao