【Copilot】画像アップロード(添付)が使用できなくなったのは仕様です

※3月にMicrosoftの公式サイトの内容が更新され、Copilotライセンスを持っていないM365ユーザーに対する画像アップロード機能の提供時期は「未定」となっております。ただし、私のテナントでは4月からCopilotライセンスを持っていないユーザーにも画像アップロード機能が解放され始めているので、数か月で完了するのではと予想しています。なおCopilotライセンスを持っている場合は3月から全ユーザーがCopilot Chat(Web)にて画像アップロード機能を使用できるようになったそうです。
2024年9月からMicrosoft Copilotの大型アップデートが始まりましたね。それに伴って画像ファイルをCopilotに読み込ませる機能が最大数カ月使えなくなることが発表されました。そこで解説します。
大型アップデートを急ぐあまり、企業アカウントの無課金ユーザーは最大3か月 画像アップロードが使えなくなる
Microsoft CopilotおよびMicrosoft 365 Copilotは2024年9月中旬に大型アップデートしました。Copilotに数千円/月の追加料金を払ってMicrosoft 365 Copilotのライセンスを持っている人だけでなく、M365だけ契約してCopilotには追加料金を払っていないいわゆるCopilot無課金ユーザー(企業アカウント)のCopilotも新しいユーザーインターフェースや新機能が使えるようになりました。例えば、大きな変更としてはEntra idでログインしていれば、個人向けのCopilotに間違って入力してもエンタープライズデータ保護のCopilotに自動でリダイレクトしたり、Copilot Pagesが使えるようになりました。(Copilot Pagesは無課金の企業ユーザーには11月から機能開放されたようです。)
しかしこれらの華々しい大型アップデートの影に隠れて実は最大3か月間特定の機能で不便を強いられることがわかりました。それはCopilotに画像をアップロードしてソースとして使用する機能が最大で2024年12月まで復活しないということです。しかもこの画像アップロード機能はMicrosoft 365 Copilotのライセンスを持っているユーザーはCopilot Chat(Work)を使用すれば使えるようで、私が話を聞いた日本マイクロソフトの方も無課金ユーザーが2024年10月現在画像アップロード機能を使用できないことを認識していないようでした。
マイクロソフトの公式サイトには下記のように記載されており、2024年12月までに画像アップロード機能は新しいMicrosoft Copilotでも使えるようになる予定と記されております。
(2025年3月の更新情報によるといわゆる無課金ユーザーに画像アップロード機能をいつ開放するかは未定となっております。)
Features not immediately available (with the timeframe of their anticipated return):
- Image upload (Q4 2024): Lets users take photos, or upload or copy and paste images into Copilot to use in a prompt.
2024年10月時点
Image upload (partially released March 2025—complete release to be determined): Lets users take photos, upload images, or copy and paste images into Copilot Chat to use in a prompt. (Image upload is fully released in Microsoft 365 Copilot.)
2025年3月時点
Copilot Chat(Web)は課金しなくても使えるというコンセプト
日本マイクロソフトの方のCopilotに関するプレゼンを聞いた感じですとCopilotのライセンスは以下の表のようなコンセプトだという印象を受けました。なので、Copilot Chat(Web)でライセンス保持者とライセンス保持していない人が機能が異なる状態を続けようとは思っていないと個人的には予想しています。ただやはりユーザーがアップロードした画像の分析はサーバー負荷が大きいため、Copilotのライセンス料支払っていない人々に開放できるほどにサーバーの余力が現状ではないために未定となっていると予測しています。
