スターバックスコーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店

2021年12月11日

和田倉噴水公園内の建物

新型コロナウィルスで営業収益が大幅に悪化してパレスホテルが運営していた和田倉噴水公園のレストランが撤退しました。そしてスターバックスコーヒーが運営することになってできた「スターバックスコーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店」がオープンしたので行ってきました。

グランドオープン時の感想

グランドオープン後にも行きました。プレオープン時とはうって変わってお店っぽい内装に変わっていました。プレオープン時の簡素な内装はやはり募集時の契約を守るための一時的なものだったようです。

国産の木で作られた椅子は固いので長居は難しい

サステナビリティがコンセプトの店ということで、椅子も木で作られていました。国産の木材だそうです。それはいいのですが、クッションがないので座っていると30分くらいでお尻が痛くなりました。長居は難しい店だと思います。(小学生2人組がこの椅子に座って30分以上宿題をやっていたので、若ければ大丈夫なのかもしれませんが)

ちなみに、クッションがある椅子も3割くらいおいてあります。

景色は良い

和田倉公園を見ながらコーヒーが飲めるので景色はかなり良いです。また、皇居に面していることから皇居ランナーも多く来店していました。

モバイルオーダーでテイクアウト利用ができない

サステナビリティを配慮した店ということで、テイクアウト時に使い捨て容器を使用できません。そのためマイカップを持参するかレンタルする必要があり、他の店とテイクアウトのオペレーションが異なります。このことからモバイルオーダーでのテイクアウト利用ができない店となっています。

ただ、店内も混雑しているためテイクアウト利用者の注文待ちの長い列ができてしまっていました。

上野公園店のようにモバイルオーダーで気軽にテイクアウトを発注できないと使い勝手が悪い店だという印象を持つ方が多いのではと感じました。

紙ナプキンがない

これはどこのニュース媒体にも書いてなかったので意図的なのかが確認できなかったのですが、紙ナプキンが置いてありませんでした。ストローとマドラーは置いてありました。マドラーはもちろん木製です。

プレオープン時の感想

7/23~9/5にプレオープン、12/1にグランドオープン

12/1(水)にグランドオープンしましたが、じつはオリンピック・パラリンピック開催に合わせて7/23~9/5までプレオープンしていました。スターバックスはオリンピック・パラリンピックのスポンサーではないので非公式っぽいですが。なぜスポンサーではないのに、このような形になったかというとそもそも環境省の募集公告に「東京2020オリンピック・パラリンピック開催までの営業を目指すこと。間に合わない場合は仮営業するなどの代替策を講じること」と書いてありますので、これに従ったようです。

内装は簡素、プレオープンだからなのか?

内装は簡素で、無料休憩所にスターバックスの売店があるって感じでした。スキー場の食堂のような感じ。口コミを見ているとサステナブルで素晴らしいというような意見もあるようなので、好意的に捉えているかたも多いようですが、私個人としてはスキー場とかによく行くのであまり目新しさは感じませんでした。

ガラスのコップを使ってサステナブルだと言われましても普段行く店はほとんどがガラスのコップで飲料を提供してくれるので、私にはちょっと意味が分からなかったです。

なお、なぜこの店舗だけサステナブルをうたっているのかというと、そもそも環境省が公募の際に飲食のサービス提供にあたり「環境を含むサステナビリティや新しい社会へのモデル性を持った取り組みを折り込むこと」という条件を指定しているからだと考えられます。

レストランだった時代は年間4万人の集客

環境省の資料によると、パレスホテルが運営していた2019年は約4.4万人の利用があったそうです。特にランチの利用が多く、全利用者のうち84%がランチの利用だったそうです。

賃料は推定150~200万円/月

環境省の募集要項から「賃料は毎年、不動産鑑定評価額に基づいて決める」となっていますので毎年変動しますが2019年の実績である約170万円/月から大きく変動することは考えにくいため、 150~200万円/月と推定されます。

スターバックスコーヒー 皇居外苑 和田倉噴水公園店の詳細

プレオープン期間: 7/23~9/5

※2021年12月1日(水)にグランドオープン

住所:千代田区皇居外苑3-1 和田倉噴水公園内

営業時間:7~21時

決済方法:現金、交通系IC、LinePay、PayPay、d払い、楽天pay、au pay

座席数:70席(新型コロナウィルス感染対策で変更の可能性があります。)

参考資料

環境省公募公告

環境省報道発表資料

記事の著者

Written by Nao