【タリーズ】スイート アナエロビック ホンジュラス

タリーズ アナエロビック ホンジュラス

タリーズはここ最近のホリデーシーズンはゲイシャを販売していた気がするのですが今年はゲイシャを販売せずホンジュラスの新しい発酵法の豆を販売するというので、購入してみました。

アナエロビックとは?

通常、国の名前の前には豆のとれた農園の名前とか地域名が採用されますが、今回は発酵プロセスの名前であるアナエロビックが採用されています。

それくらい、アナエロビックで作った豆が価値のあるものと考えられているためだからでしょう。

近年、アナエロビックはコーヒー豆生産者の間では注目の手法だそうです。

アナエロビックは嫌気性発酵のことでお酒の発酵でも用いられています。ただ、珈琲農園の方はお酒を作っているわけではないので、発酵の管理などには疎い方が多いと思われます。そんな中、生豆を収穫した後の乾燥前の発酵に着目し、嫌気性発酵で乳酸といった酸成分を意図的に生み出す手法が編み出されたようです。

こうした生豆の乾燥前の嫌気性発酵のことをアナエロビックといいます。 

生豆の乾燥前の工程なので、生産者しかコントロールできないプロセスで、生産者が生豆の付加価値を高くするために生み出した手法とも言えると思います。

味の特徴としては嫌気性発酵で乳酸のような酸成分が生まれるので、酸味が出ることが多いようです。ただし、焙煎の仕方や豆の品種にもよるので必ず酸味のあるコーヒー豆になるかというとそうでもないようですが。

「スイート アナエロビック ホンジュラス」の詳細

生産国:ホンジュラス

エリア:ラバス県バチェコ

標高:約1600m

農園:オスマンサス農園(オスマンサスはギリシャ語で金木犀の木という意味だそうです。)

生産者:ロニー・アリエル・ガメス(この方は来日してロースターでプレゼンテーションを行ったりしている活動的な方のようです。)

スッキリ感:★★★☆☆

ボディ:★★★★☆

この生産者は嫌気性発酵の状態をpHで管理しているそうです。

参考資料

27コーヒーロースタリーの記事