Edgeでグループポリシーで新しいタブページを指定するとお気に入りバーが表示されなくなる
Microsoft Edgeは初期設定のままだと新しいタブページがニュースページになっていて仕事をするには不適ということで、グループポリシーエディターを使って新しいタブページを会社のイントラネットページに設定しているところが多いと思います。
そこで体験した不具合の話です。家の個人PCだとグループポリシーエディターがうまく設定できなくて、どのPCでも再現するのかはよくわかりませんが、備忘録で書いておきます。
グループポリシーエディターで新しいタブページを指定するとお気に入りバーが表示されなくなる
タイトルの通りの不具合なのですが、Chronium版Edgeは新しいタブページのみお気に入りバーが表示されるのが初期設定です。もちろんお気に入りバーに関してもグループポリシーエディターで表示・非表示を設定できますが、お気に入りバーに関してはグループポリシーエディターで未構成にも関わらずお気に入りバーが新しいタブページで表示されなくなりました。
状況を整理すると下図のようになります。
グループポリシーエディターの設定で開く新しいタブページは2ページ目の扱い
色々、切り分けをやってみるとEdgeの「お気に入りバーの表示」の設定を「常に」に変更するとお気に入りバーが表示されることが分かりました。また「お気に入りバーの表示」設定を「新しいタブページのみ」にした場合でも新しいタブページを開くときに0.5秒ほどお気に入りバーが表示されその後グループポリシーエディターで指定したページに遷移していることがわかりました。
これらのことから、ユーザーが新しいタブページを開いたときにまずユーザーがEdgeの設定で指定したページを開き、間髪入れずにグループポリシーエディターで指定したページに遷移していると推定されました。
つまり、Edgeからするとグループポリシーエディターで指定したページは2ページ目なので、お気に入りバーの設定が「新しいタブページのみに表示」という設定だと2ページ目のグループポリシーエディターで指定したページではお気に入りバーを表示しないという挙動になると推定できました。
対策
対策としては「お気に入りバーの表示」を「常に」と変更するです。残念ながらこれしか方法が見つかりませんでした。ただし、お気づきのように「常に」と変更すると2ページ目以降もお気に入りバーが表示されて人によってはそれが目に付いて集中しづらいという方もいると思います。そうした弊害もあることをアナウンスしたうえで設定を案内することをお勧めします。