【2025年6月】Teamsでフォローしているスレッドだけ一覧表示する機能が導入

2025年6月からMicrosoft Teamsでフォローしているスレッドだけ表示する機能が導入されると発表されましたね。そこで解説します。

自分でフォローを選択したスレッドだけ一覧表示

Microsoft Teamsで一番よくある問題のひとつに色々なチームのメンバーになっているので全部のチャネルを追うことは不可能っていうことがあります。そこで、Microsoftとしてはあんまり見ていないチャネルを自動で非表示にする機能を導入したり、個人メンションは通知されてもチームメンションは非表示チャネルの場合には通知されないようにしてみたり、色々なアップデートで対策をしてきたと思います。(マイクロソフトがこの問題だけに取り組むためにアップデートしたとは言及していませんが)

それで、今回の新機能「自分でフォローしたスレッドだけを一覧表示する機能」はこの問題に対する次の一手なのかなと個人的には思っております。

「自分でフォローしたスレッドだけを一覧表示する機能」について具体的に説明すると正式名称は「Followed Threads(日本語名:フォロー中のスレッド)」で下の画像のように「メンションされた投稿のみを表示する機能」と並んで置かれているかれるボタンをクリックすることで表示されます。

Teamsの新機能、「フォローしているスレッド」英語名 Followed threadsについて

この機能の特徴は自分でフォローすると選択したスレッドしか表示されないことでAIが勝手にリコメンドしてくる「Discover(発見)」とは違って、自分でフォローするスレッドを選べます。フォローしているスレッドが自分と関係のない話で盛り上がり始めたらフォローを外すことで、表示されなくなります。フォロー、フォロー解除は自分で選べます。

自動でフォローする条件

自分でフォローを選択しなくてもデフォルトでは以下の場合は自動でフォロー状態になります。

  • 自分が作ったスレッド(いわゆる自分で建てたスレッド)
  • 返信したスレッド
  • メンションされたスレッド (チームメンションやチャネルメンションも含まれるかは不明)

Teamsの設定で自動でフォローする基準の設定を変えることは可能です。例えば自分が作ったスレッド以外は自動ではフォローしないようにすることもできます。

もちろん、自動でフォローが開始された場合でも手動でフォローを解除することで表示されなくなります。

まだ動作を完全に検証していないので、推測の話になってしまいますが「通知を抑制」のアップデートでは非表示チャネルに返信しても自分の返信に対する返信がメンションがないと通知に来ないという問題がありました。この新機能はそういった問題が解決できる可能性があります。

メリット

この機能のいい所は今フォローしているスレッドだけを一覧表示にしているのでフォロー中のスレッドをまとめて集中的に対応できるところです。各スレッドは別々のチームの別々のチャネルに表示されているので今までは通知の表示で見るしかありませんでしたが、通知ですとスレッド以外の会議招集とかもあるのでスレッドに集中するという意味ではちょっと物足りない機能でした。そういう点で今回の新機能「フォロー中のスレッド」は自分がフォローを選択したスレッドだけを集中して対応できるので良い機能だと感じました。

参考資料

Microsoft Teams公式ブログ

MicrosoftFollowed threads,Teams

Posted by Nao