ローマ国立楽器博物館
ローマにある国立楽器博物館に行ってきました。
立派な建物
国立というだけあって、立派な建物です。
庭もやたら広いし、ごみとか落ちていません。
財政危機のイタリアでも国立博物館はちゃんとしていました。
ただ、入ってみると客は自分だけ。平日とはいえ、こんなもので大丈夫なのでしょうか?
ちなみに、中にいるスタッフに「怪しい東洋人が来た」と思われたらしく、館内を見学している間、スタッフが私の後ろに常時待機していました。
世界最古のピアノ
世界最古のピアノが置いてありました。
ご存じない方も多いと思いますが、ピアノは1700年頃に発明された楽器です。
フィレンツェの大富豪メディチ家に仕えたクリストフォリという楽器の専門家がこれまでのチェンバロではできなかった強弱をつけられる仕組みを発明し、それがピアノになりました。
展示されていたのはそのクリストフォリが作ったピアノで現存するのは世界に3台しかないそうです。
鍵盤の上の豪華な装飾
鍵盤の上の部分に豪華な装飾が施されたピアノも展示されていました。
当時はピアノは貴族が所有するものなので、このような装飾が流行ったのでしょうか。ちなみに、白い鍵盤も琥珀色に光っていました。
マンドローネ
マンドローネという楽器も展示されていました。
弦が15本くらいあります!
私は初めて知ったのですが、マンドローネはマンドリンオーケストラでは今でも現役で使われる楽器だそうです。(使わないケースもあるそうですが)
マンドリン属最大の楽器でコントラバス的な役割を果たすそうです。
国立楽器博物館へのアクセス方法
場所:Piazza di S. Croce in Gerusalemme, 9/a, Roma
電話:+39-06-7014796
アクセス:ローマ地下鉄A線サン・ジョヴァンニ駅から徒歩11分
入場料:5ユーロ