ブルーボトルコーヒージャパン
正式名称:Blue Bottle Coffee Japan合同会社
設立年月日:2014年1月29日
所在地:江東区平野1-4-8
代表:井川沙紀(2015~2017年)
最高責任者:矢野 健一(2017年~2020年2月)
代表社員:ネスレ S.A.(法人)、職務執行者(Country Director):伊藤 諒(2020年~)
※合同会社の場合、代表取締役ではなく代表社員や最高責任者というそうです。
※ネスレの傘下になったことから代表社員が法人のネスレになり、職務執行者を選任しているようです。
特徴
外資系とはいえ、30代の女性が日本法人のトップをやっていた会社は中々ないのではないでしょうか。 経営者の経験がなかった30代の女性 に現地法人の経営を任せることのできるジェームス・フリーマンの懐の深さがうかがえます。何百億円の資金を調達するだけのことはあります。
2017年からはいわゆるプロ経営者の矢野氏が最高責任者になり、井川氏は引き続き取締役として店舗デザインなどに関わりながら、日本以外の地域も担当されているようです。
2017年に親会社の"BLUE BOTTLE COFFEE Inc“がネスレの傘下になったことで資金に余裕ができたのか、2018年から新規出店数が右肩上がりです。
2020年2月に矢野氏が退任(他社のプレスリリースなどから伊藤 諒氏が後任と推定)し、5月には大丸東京カフェの閉店が決まるなど、2020年は波乱の年となりました。また、新規出店予定だったNEWoMan横浜も施設自体の開業が延期になってしまいました。ただ、直販サイトでのサブスクリプション販売や情報発信のブログをオープンさせるなど新しい取り組みもスタートさせました。
2022年は井川氏がブルーボトルコーヒーを退社し、独立したことが話題になりました。
ブルーボトルの企業理念
- Deliciousness
- Hospitality
- Sustainability
伊藤 諒氏の経歴
2006年 東京大学卒業
2006年 三井物産入社
2015年 オークランドのブルーボトルコーヒー インターンに参加
2016年 ブルーボトルコーヒー入社、事業部長職就任
2020年 職務執行者(Country Director)就任
伊藤 諒氏のインタビュー動画
ジェネラルマネージャーという肩書で出ています。
ブルーボトルコーヒー 白井屋カフェ スペシャルインタビュー from Blue Bottle Coffee Japan on Vimeo.
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井川沙紀氏の経歴
2003年 関西学院大学総合政策学部卒
2003年 スタッフサービス・ホールディングスに入社
2006年 エムアウト入社
2010年 プレッツェルジャパン入社、日本法人第1号社員として広報・販促・採用を担当。(役職名:営業部 広報・採用マネジャー)
2013年 トリドール(丸亀製麺)の子会社入社、ハワイのレストラン事業に参加
2014年 ブルーボトルコーヒージャパン入社
2015年 取締役就任、2017年まで代表社員としてブルーボトルコーヒージャパンを牽引
2018年 アメリカ本社の役員職に就任(ブルーボトルジャパンの取締役は兼任)
2019年 President Asia(アジアの責任者、アメリカ本社)に就任
2020年 Chief Brand Officer (ブランド最高責任者、アメリカ本社) に就任
2022年 ブルーボトルコーヒーの全ての役職を退任。インフロレッセンス株式会社を設立し、CEOに就任。
井川氏のインタビュー映像(日経新聞)
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矢野 健一氏の経歴
1992年 横浜市立大学商学部卒業
1992年 アンダーセン・コンサルティング(現アクセンチュア)入社
その後、30歳でP&Gジャパンに転職しマーケティング職・ブランドマネージャーを経験、さらにリーバイ・ストラウス・ジャパンに転職しマーケティング責任者を経験
2010年 モルソン・クアーズ・ジャパン入社(副社長)
2012年 モルソン・クアーズ・ジャパン代表取締役社長に就任
2017年 ブルーボトルコーヒージャパン入社(最高責任者)
2020年2月 ブルーボトルコーヒージャパン退社
参考文献
ブルーボトル中目黒に入居する花屋のクラウドファンディング内容
ヤーマン株式会社2021年4月期有価証券報告書